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執筆者の写真konohana

ネトラヴァスティ(眼球の浄化療法)について

 最近の業界誌でもネトラヴァスティ(タルパナ)を施術されているサロンが紹介されていました。私自身も学校ではその方法を学び、自分でも体験しました。その際に学長から指導を受けたことをお伝えします。

 ネトラヴァスティは、精製無塩バターから作られるギーという万能オイルを、眼の周りにお堀を作った中に入れ、開眼して眼を洗う施術です。眼精疲労にとても効果のあるもので、術後すぐは油膜が張ってぼやけていますが、時間が経つとすっきりと視界が鮮明になり、白目もきれいな色になるという優れものです。

 しかしながら、当該施術は粘膜に影響を及ぼす可能性があるため、我が国の医師法に抵触するグレーゾーンの施術であること。つまり、この施術をする際には、日本の医師免許を持つ医師自らの施術、または医師の管理の下での施術でなければ行ってはならないということでした。

 私自身、香川県で実際に開業されているクリニックの眼科医にお伺いを立ててみたところ、アーユルヴェーダに精通していないこともありますが、セラピストのみの責任下で行う本施術に大変懸念をもっていました。

 当サロンではこれらのリスクを鑑みて、ネトラヴァスティは行っておりません。営業行為を行うか否かは別問題ですが、何かあったときの責任問題をどう考えているのか、実際に医師の管理外で営業されているサロン様方にも、よくよくお考えいただきたいと思います。

 本当に良いものであるなら、堂々と施術できるように社会に働きかけるべきではないかと私は考えます。
































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